もくじ
下巻
- 第181段◇降れ降れ粉雪たんばの粉雪といふ事
童謡のフレーズも奥が深いものです
- 第182段◇四条大納言隆親卿乾鮭と言ふものを
確かに鮭とばも上品というイメージはありませんが
- 第183段◇人觝く牛をば角を截り
養老律令の雑令の記述
- 第184段◇相模守時頼の母は
昭和期の国語教科書などにも取り上げられた話
- 第185段◇城陸奥守泰盛は
その道のプロの心構え
- 第186段◇吉田と申す馬乗りの申し侍りしは
引き続いて馬術の心得の話
- 第187段◇万の道の人
プロとアマの違い
- 第188段◇或者、子を法師になして
すぐやるべきことは何かを見極めることの大切さ
- 第189段◇今日はその事をなさんと思へど
要は、なるようになるんです。
- 第190段◇妻といふものこそ
これは現代なら非難の嵐になりそう
- 第191段◇夜に入りて物の映えなしといふ人
ほの暗いバーを好むような感覚
- 第192段◇神仏にも人の詣でぬ日
第191段を受けてのシンプルな段
- 第193段◇くらき人の
専門家を侮るべからず
- 第194段◇達人の人を見る眼は
嘘に対する人のふるまい十人十色
- 第195段◇或人、久我縄手を通りけるに
貴人も認知症になるのです
- 第196段◇東大寺の神輿
第195段の貴人がまだ元気だったころの逸話 - 第197段◇諸寺の僧のみにもあらず
へ、へえ・・そうなんだ・・としか - 第198段◇揚名介に限らず
これも、あ・・そうなのね・・としか - 第199段◇横川行宣法印が申し侍りしは
音楽について兼好が述べるのは珍しい - 第200段◇呉竹は葉細く
これまた使い道のないマメ知識
- 第201段◇退凡下乗の卒塔婆
同じくどうでもいいマメ知識 - 第202段◇十月を神無月と言ひて
現在では神々が出雲大社に集うから、といいますが - 第203段◇勅勘の所に靫懸くる作法
ここに犯罪者がいますよー!という目印…? - 第204段◇犯人を笞にて打つ時は
拷問豆知識 - 第205段◇比叡山に大師勧請の起請といふ事は
契約書なんて要らない!?
- 第206段◇徳大寺故大臣殿、検非違使の別当の時
変に気にするからおかしなことになる、という話 - 第207段◇亀山殿建てられんとて
迷信を真に受けない科学的(?)考え - 第208段◇経文などの紐を結ふに
シンプル・イズ・ベスト - 第209段◇人の田を論ずる者
滑稽な悪人の論理 - 第210段◇喚子鳥は春のものなりとばかり言ひて
喚子鳥はカッコウ、鵺はトラツグミのこと
- 第211段◇万の事は頼むべからず
何かをアテにして生きてはいけないと説く - 第212段◇秋の月は
兼好も愛した中秋の名月 - 第213段◇御前の火炉に火を置く時は
こんなことにも作法が! - 第214段◇想夫恋といふ楽は
雅楽の曲の意外な由来 - 第215段◇平宣時朝臣、老の後
質素倹約を善しとした権力者の逸話
- 第216段◇最明寺入道、鶴岡の社参の次に
用意周到すぎるおもてなし - 第217段◇或大福長者の云はく
金持ちの意見と兼好の意見、どちらを聞き入れますか? - 第218段◇狐は人に食ひつくものなり
兼好が記すキツネの生態 - 第219段◇四条黄門命ぜられて云はく
真の名人は道具を選ばない